柏市 シンスプリントの症状
2017-09-01
疲労骨折に至る可能性も考えられるシンスプリント
すねの内側の下1/3に痛みが発生するシンスプリントは、正式には脛骨過労性骨膜炎という診断名になります。
脛骨に付着している筋肉が運動で繰り返し伸び縮みすることにより、脛骨の表面の骨膜を引っ張るために炎症が生じて発生します。
走ったりジャンプしたりすることで繰り返しかかる負担が原因で発症する疾患で、部活を始めたばかりの人やランニングを始めたばかりの人に起こりやすいといった特徴があります。
また15歳前後のスポーツをしている女性に多くみられる傾向にあることも特徴のひとつです。
シンスプリントの症状は4つに分類することができて、ステージ1は痛みはあるけど軽い運動をすることで消失する、ステージ2は軽い運動で痛みは消失するが運動後に再度痛みが生じるのです。
ステージ3は日常生活には支障はないけど運動中に痛みが生じる、ステージ4は局所の痛みが常にあって日常生活にも支障をきたすのです。
このように初期の段階では運動の後にすねの内側に違和感が起こる程度ですが、少しずつ症状の悪化と共に運動時にも痛みが出現します。
またステージ1や2の段階では、運動に支障がないために発症を見逃してしまうことも多くて、そのまま放置して運動を続けると悪化してスポーツが困難になったり日常生活に支障がでたりします。
それから痛みを我慢して運動を続けていると疲労骨折に至る可能性も考えられて、そうなると長期的な治療が必要となるため注意が必要です。
発症する原因の一つは足のアーチが機能していないです。
足には衝撃を吸収したりバランスをとって安定させたりするのに重要となるアーチと呼ばれるものが存在していて、分かりやすいのが土踏まずの部分で内側縦アーチと呼びます。
この内側縦アーチが機能しないと本来果たす役割の運動時の衝撃を吸収できなくなって、脛骨にストレスがかかり発症しやすくなります。
また、このアーチの機能不全により膝・腰・肩などにケガを起こす原因になることもあります。
2つ目の原因は踵の骨が傾いているで、踵の骨が内側に傾いているのを回内足、外側に傾いているのを回外足と読んで、これも発症を引き起こす原因になるのです。
3つ目の原因はシューズが悪いで、靴のクッション性が乏しいと足への衝撃が強まるために発症する可能性が高まります。
4つ目はアスファルトでばかり走るで、硬い路面を走るとすねに衝撃がくるので注意が必要です。
5つ目はスパイクで走ることで、サッカーや野球のスパイクで長時間ランニングすることも負担になるので望ましくありません。
シンスプリントの治療は、原因がオーバーユースなので、基本的に痛みが生じている場合は安静にすることが大切です。
また筋肉や骨膜に炎症が起こっている状態なら運動後にアイシングが重要になりますし、患部を温めるホットパックや超音波などの温熱療法をするのもおすすめです。
重症化すると疲労骨折に至る可能性もありますが、できる限り手術は行わずに、こうした保存療法で経過を見ることが多いです。
それから原因となっている筋肉の硬さや働きを改善することも大切で、ストレッチや筋トレで筋肉の質を高め完治を目指します。
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