柏市 シンスプリントと疲労骨折
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柏市 シンスプリントと疲労骨折
シンスプリントを引き起こしやすくする足の歪み
シンスプリントとは、下腿内側に位置する脛骨の下方3分の1に痛みが発生することが特徴です。
痛みは疲労骨折の可能性も考えられる一点に集中する痛みとは違い、脛骨に付着する筋肉ラインに沿ってうずくような鈍痛が起こります。
また、部活を始めたばかりやスポーツ・ランニングなどを始めたばかりの人に多く発生することから、初心者病とも言われます。
ただ厄介なことは、症状が軽いうちは練習をしているうちに痛みが徐々になくなってくることで、発症した状態でも練習ができてしまうのです。
その為、痛みを我慢しながら練習を続ければ治ると言った間違った判断をしてしまうことも少なくないのです。
しかし、そんな言葉を信じて我慢しながら練習を続けてしまうと、疲労骨折を起こして半年以上も走ることができなくなることもあるので注意が必要です。
実は、シンスプリントと疲労骨折は痛む部位が類似していることから、症状のみで違いを見分ける判断がなかなか難しいのです。
特に、発症初期の疲労骨折はレントゲン検査でも異常がみられないケースがあるため区別が難しくて、2~3週間経過してから検査をすると骨折の所見がみられることもあるのです。
その為、発症初期は疲労骨折であっても異なる診断がされることもあるので、確定診断を望む場合にはMRI検査をすることをおすすめします。
それはなぜかというと、治療するためには発症した原因を正しく知ることが大切で、原因もわからずに治療をしてもなかなか治らないからです。
ですから、正しい判断と原因の解明が大事になるのです。
発症する原因としては、自分の体力以上の練習量をするオーバーユースが多いですし、練習・試合における硬い地面を走ることや踵の外側がすり減っている古いシューズで走ることも原因と考えられます。
また、ヒラメ筋などふくらはぎの筋群の柔軟性が低下して、その引っ張り力で炎症が起きることも有力な原因の説としてあります。
それから足の骨に歪みが生じることで筋肉が余分に緊張して、その筋肉が常に緊張した状態でスポーツをすることも原因と考えられていますが、まだ完全には原因が解明されていません。
ちなみに、原因につながる足の骨の歪みとしては、アキレス腱のラインより踵が外側に捻じられている状態の回内足というのがあります。
また、地面に着地をした時に衝撃を吸収する役割がある足のアーチのひとつとなる土踏まずがない状態の偏平足も歪みのひとつで、地面からの衝撃を吸収できないために足の筋肉にも負担がかかりやすいのです。
それから、骨盤の骨にある上前腸骨棘とお皿の骨の中央を結んだ線と、お皿の骨の中央とすねの骨にある脛骨粗面を結んだ線のなす角度のQアングルが標準より大きくなると、不安定な状態になって下腿の筋肉は緊張状態になります。
また大腿骨と脛骨が作る角度の大腿脛骨角が正常値を超えると、骨に付着する筋肉が常に緊張状態になるため負担になるのです。
こうしたことがシンスプリントを起こしやすくする足の骨の歪みです。
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